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第二幼稚園 とうきょう すくわくプログラム「音を探そう」①
2024/11/13 第二幼稚園
第二幼稚園では、子ども達の主体的・協働的な探究活動を通して豊かな心の育ちをサポートする<とうきょうすくわくプログラム>に、10月より全園児で取り組んでいます。
今年度の主要テーマは「音を探そう」で、子ども達が様々な楽器やものに触れながら試したり感じたりする時間と空間を保証し、好奇心に従って学びを深めていく実践を重ねていきます。
今回は、10月に実践しました第1回目の活動の様子をお知らせします。
《年少児》
これまで小打楽器に触れて遊ぶ経験があった年少児ですが、今回は楽器以外の音にも関心がもてるように空き箱や空き缶、叩きやすいハンドドラム、握りやすいエッグシェイカーやマラカスを用意しました。
目に入るものをとにかく触れてみたい年少児は、エッグシェイカーの卵の形に興味を示して振ったり転がしたりしてみたり、マラカスの音を耳元で聞いて踊りだしてみたり、空き箱を手だけでなく肘で叩いてみたり…、思うままに楽しむ姿が見られました。
音への関心は深められましたが、楽器やものに目移りする姿があったため、もう少し触れる種類を絞っていくと、一つの素材にじっくりと取り組めたのではないかと感じるところもあり、次回の環境設定に活かしていきたいと思います。
《年中・年長児》
木琴演奏の経験をしてきた年中・年長児には、さまざまな種類のマレットを用意して、室内ではどのような音があるかを問いかけてみました。
ひたすら床・机・椅子を叩いてみる子、壁の場所によって音が違うことに気付く子、同じ場所でもマレットの種類によって音が違うことに気付く子…、実際に叩いてみることで更に好奇心が掻き立てられ、お友達の気付きに触発されていく様子も見られました。
また、マレットを叩くのではなく、マレットをスライドするとどんな音がするのか、カーテンは音がするのか等、教師が想定していなかった問いを探究する姿も見られました。
次回は、音の違いに興味が深まっている子ども達の思いを活かせる環境設定をしていきます。